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 認知症のケア
■認知症の基礎知識

もの忘れ? 認知症?
年をとるにしたがって、「もの忘れがひどくなった」と感じる人は多いのでは?

この「もの忘れ」…ただのもの忘れで片づけていませんか?
ここでは、知っているようで、実は正しく理解されていない「認知症」について、わかりやすくまとめております。

 認知症とは何か
 「脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活がおくれなくなった状態」のことで、認知症は単なる物忘れではありません。

 例えば「久しぶりに会った人のことが思い出せない…」このような経験は誰にでもあります。「もの忘れ」は自然な老化によっておこる「単なる歳のせい」で、誰にでも起こりえますが「認知症」は「病気」であり、単なる物忘れではありません。

 認知症の多くは「アルツハイマー病」と「脳血管障害による認知症」です。
 認知症は、脳が病的に障害されておこります。その原因となる病気は、頭蓋内の病気によるもの、身体の病気によるものなどたくさんあります。しかし、多くは「アルツハイマー病」と「脳血管障害による認知症」です。なかには、原因となる病気を適切に治療することで痴ほう症状が軽くなるものもあり、それらは認知症全体の約1割を占めているといわれています。
日本では、脳血管障害による認知症の方がアルツハイマー病よりも多いといわれていましたが、最近ではその割合が逆転し、アルツハイマー病の方が多いとの報告があります。

 若年性認知症とは
 18歳から64歳までに発症した認知症性疾患(アルツハイマー病、脳血管型、前頭側頭型、頭部外傷後など)を総称して言います。日本全体では約4万人が存在するのではないかといわれています。男性が多く、体力があり、暴力・徘徊などの範囲が広いのが特徴です。
特に働き盛りの男性が当事者である場合には、経済的な問題が大きくのしかかり、家庭内の役割を配偶者がすべて負うことになるため、老年期認知症と比較すると介護負担が大きいといわれます。

 原因が事故など以外は、デイサービス・ショートステイ・グループホームなどの介護保険制度を利用できます。しかしこれらのサービスは、高齢者中心であるため、当事者が馴染まずに帰ってきてしまうことがよくあります。また、体力もあり徘徊も広くマンツーマンの対応になること、怒ったときには他の利用者に迷惑がかかるなどの理由で、デイサービス等での利用を断られる方がほとんどです。そのため家族が一日中介護をすることになり、へとへとになって共倒れというケースもあります。

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